キーボードについてのポエム
序言
キーボードについて、思うことを書きつらねてみる。
最初に自分が好きなキーボードの特徴について書いて、その後キー割り当てについて書き、最後にこんなの作りたいなぁという妄想を書いてみます。考えがもう少しまとまったらまたこの記事は更新すると思います。
一般的なキーボードに対する"想い"については、ゆかりさん(@eucalyn_)のブログが記事が非常に分かりやすいと思います。エネルギーを感じる非常に楽しい記事ですね。
自分の好きなキーボードについて
自分の好きなキーボードについての特徴や方針について羅列します。
- 左右分離
- 一体型よりも姿勢が楽です。
- アルミなどの頑強なフレーム
- アクリルプレートなどでサンドイッチされたキーボードは個人的に打鍵感に頑強さが足りないので、重めのずっしりとしたフレームが好きです。人によっては鉄板などをキーボードに仕込んで重くしたりしているようですね。
- 40%キーボード
- 通常の5行あるような60%キーボードの一番上の行や下1行の端の方は、基本的に手首を浮かせて動かさないと打ちにいけないと思います。それなら4行の40%キーボードで全入力が済むようにキー割り当てを考えた方が良いのではないかと思っています。あと単純に40%キーボードは小さくてかわいいです。机を広々と使えるのが良いところですね。
- キーボードの中心側が高くなるような傾斜がついている。
- 通常の平らなキーボードは人間の手がキーボードに合わせに行っていて好ましくないと思っています。理想的にはマウスを握るような手の形状が楽な姿勢だと思うのですが、それに近い形のキーボードの形状を考えると、ホームポジション時に外側よりも中心側に傾斜がついたキーボードの方が叩きやすいと思います。
- 親指部分にキーがある。スペースキーのみが親指部分を占有していない。
- SAプロファイルのキーキャップ
- 背が高くてキャップの傾斜が自分の指にフィットして好きです。
- 静音のキースイッチ
- キースイッチに関してはまだまだ考察や試行錯誤が足りていないのですが、静音赤軸が一番しっくりきています。フィルムやあまり高いキースイッチは試していないのですが、ひとまず満足しています。
- 可能であれば、ポインティングデバイスを右手親指部分につけたい。トラックボールが良い。
- 無線化(Bluetooth)
現在使用しているキーボード
上記を踏まえて、自分はcorne keyboardを、アルミでできたIMK corne caseで使用しています。
アルミ製のフレームはそこそこのお値段するのですが、やはり打鍵感がしっかりしていて気に入っています。アルマイトされた青の色も綺麗で、見た目も好きです。
このキーボードめちゃかっこいいな pic.twitter.com/ev0FDAqrtn
— 神 (@AllisTheWill) 2020年10月31日
余談ですがマグロキーキャップや睨みキーキャップも良いですね。
Bluetooth化もやりたくてBLE Micro Proを試したのですが、macbookとの相性が悪いのか自宅の電波環境が悪いのか、あまりスムーズな通信ができなかったので諦めて有線で使用しています。
キー配列について
有名なキー配列の比較や、自分流のキー配列作成については、以下の記事がわかりやすいかと思います。
上記の記事と被る部分がほとんどかと思いますが、自分が利用しているキー配列の特徴について以下に羅列します。
- 通常時はQWERTY配列となるべくかけ離れないようにする。
- 左手だけで数字キーを打てるようにする。
- 数字を打つ際は、左手だけでテンキーのように打てると便利だと思います。
- 右手だけでvimのカーソル移動をしやすいようする。
- 記号キーを用いたカーソル移動を右手のキーボードだけでできると便利かと思います。
- 記号キーについては、なるべく通常のキーボードの一番上の行の記号キーの順番のままにする。
- 記号キーの位置は、通常のUS配列のキーボードに寄せた方が覚えやすいと思います。
実際のキー配列
↓が通常時のキー配列です。QWERTY配列で使用しています。
特別なにか変わったキー配列にはなっていないかと思いますが、特徴としては「左手親指の真ん中が長押しでSHIFTキー、短く押すとスペースキー」となる「SFTSP」というものを割り当てています。これはよく使われているものかと思いますが、やはり便利ですね。
一番下の行の6個のキーについて、全てのキーの説明を書きます。左から以下の機能を有しています。
- キーレイヤーを押下中変更するRAISE
- 短く押すとスペース、長く押すとシフトになるSFTSP
- 短く押すとタブ、長く押すとcommandとなるGUITB
- 短く押すとタブ、長く押すとLOWERとなるLOWTB
- 短く押すとエンター、長く押すとRAISEとなるRASEN
- CTLとALTの同時押しになるCTALT
//,-----------------------------------------. ,-----------------------------------------. GRV, Q, W, E, R, T, Y, U, I, O, P, MINS,\ //|------+------+------+------+------+------| |------+------+------+------+------+------| LALT, A, S, D, F, G, H, J, K, L, SCLN, QUOT,\ //|------+------+------+------+------+------| |------+------+------+------+------+------| LCTL, Z, X, C, V, B, N, M, COMM, DOT, SLSH, BSPC,\ //|------+------+------+------+------+------+------| |------+------+------+------+------+------+------| RAISE, SFTSP, GUITB, LOWTB, RASEN, CTALT \ //`--------------------' `--------------------'
↓がRAISEのキー配列です。
「左手側の一番下の行の左端のキー」もしくは「右手側の一番下の行の真ん中のキー」を押している間、このレイアウト(キー出力)となります。
左手側について、数字キーを打てるようになっています。また一番上の1行の記号は、通常のキーボードの一番上の行の記号と同じになるようになっています。「4. なるべく通常のキーボードの一番上の行の記号キーの順番のままにする。」に従って、このようにしています。
右手側について、hとjキーの列(右手の左端の2列)に、^/$/0
などのvimのカーソル移動系の記号を集めています。また通常時にiとoとなるキーの列に、括弧系の記号を集めています。
//,-----------------------------------------. ,-----------------------------------------. TILD, EXLM, AT, HASH, DLR, PERC, ASTR, PLUS, LBRC, RBRC, PIPE, MINS,\ //|------+------+------+------+------+------| |------+------+------+------+------+------| GRV, 1, 2, 3, 4, 5, CIRC, DLR, LPRN, RPRN, AMPR, BSLS,\ //|------+------+------+------+------+------| |------+------+------+------+------+------| LSFT, 6, 7, 8, 9, 0, 0, EQL, LCBR, RCBR, QUES, BSPC,\ //|------+------+------+------+------+------+------| |------+------+------+------+------+------+------| RAISE, SFTSP, GUITB, LOWTB, RASEN, CTALT \ //`--------------------' `--------------------'
↓がLOWERのキー配列です。
「右手側の左端のキーを長押し」している間、このレイアウト(キー出力)になります。
主にスクリーンショットやF系のキーが使いたい場合のキーを割り当てています。
もうちょっと便利にできるかと思いますが、まだどのようにするかは思案中です。
//,-----------------------------------------. ,-----------------------------------------. ESC, F1, F2, F3, F4, F5, XXXXX, XXXXX, XXXXX, XXXXX, XXXXX, XXXXX,\ //|------+------+------+------+------+------| |------+------+------+------+------+------| LALT, F6, F7, F8, F9, F10, XXXXX, XXXXX, XXXXX, XXXXX, XXXXX, XXXXX,\ //|------+------+------+------+------+------| |------+------+------+------+------+------| LCTL, SFGUI, 4, 5, F11, F12, XXXXX, XXXXX, XXXXX, XXXXX, XXXXX, BSPC,\ //|------+------+------+------+------+------+------| |------+------+------+------+------+------+------| RAISE, SFTSP, GUITB, LOWTB, RASEN, CTALT \ //`--------------------' `--------------------'
補足として、矢印キーは欲しいので「LALT+h/j/k/l」で矢印キーになるようにkarabinerで割り当てています。
pro micro自体で設定せず、mac側のkarabinerでこの矢印のキーバインド設定を行っているのは、macbookのキーボード自体にも矢印キーのキーバインドを反映させたいためです。
またmacbookのcaps lockキーはleft altlにして、自作キーボードのキーバインドに近づけています。
上記の設定で、基本的にはmacbookのキーボードでもcorne keyboardでも割と近いキー配列になっているため、切替がそれほどコストにはなりません。(個人談)
作りたいキーボードについて
上記のキー配列のキーボードでだいぶ満足はしているのですが、IMK corne caseの右手親指部分にトラックボールがついたものが欲しいです。
以下はその試作的ななにかです。 無限の可能性を利用して作成しており、基板設計からやりたいのですが、やる気が足りておらずここで止まってます。
すごい久々にこいつ動かしてみたけどやっぱキーボードにトラックボールついてるの良いな。こいつの開発も進めたいんよなぁ〜 pic.twitter.com/yVsHju4Gb5
— 神 (@AllisTheWill) 2020年4月25日
日頃MX ERGOというトラックボールマウスを利用しているのですが、こいつの握り心地やボールサイズが非常にちょうどよく、この形状を真似てキーボードに埋め込みたいです。誰か作って欲しい。
おわりに
久々のブログでした。今回はここまで。
もうちょっと推敲して分かりやすい日本語にしたり、網羅性を上げた記事にしたいですが、またやる気が出た時に考えます。
自作キーボードのキット等を販売している方々や、日頃から楽しく開発されている方々のツイートには非常に刺激を受けています。ありがとうございます。